アメリカ疾病予防管理センター(CDC)の自閉スペクトラム症(ASD)の子の率に関する定期的調査について
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アメリカ疾病予防管理センター(CDC)は自閉スペクトラム症(ASD)の子の率について定期的に調査をおこなっています。
1. CDCのデータ
2025年4月15日にあらたな調査結果を公表しました。2022年において8歳児のASDの割合は3.22%です。
出典:https://www.cdc.gov/mmwr/volumes/74/ss/ss7402a1.htm

2. 数字が大きくなった理由
CDCは、ASDの有病率の増加は、ASDの発症率の増加ではなく、認知度と診断の向上に起因するとしていますが、より包括的な研究が必要であると強調しています。
アメリカ自閉症協会は今回の調査結果について次のようにコメントしています。
引用元:“Autism Society of America Responds to New CDC Report on Updated Autism Prevalence Rates” 2025.4.15
ASDの有病率の増加は、スクリーニングと診断の改善、自閉症の定義の拡大、そして意識向上に関して進歩が見られることを示しているとしています。
さらに、ASDが予防可能であると主張することは科学的根拠に欠けており、個人、親、家族に不必要な非難を向けるものだとコメントしています。
3. 男女比

(日本自閉症協会広報部)2025.08.01