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タイトルRe: Y園の報道に当事者視点で思ったこと。
投稿日: 2017/03/04(Sat) 16:58
投稿者おくされがみ

> こんにちは。
> 僕は自閉症スペクトラム症・摂食障害・特発性骨壊死症・続発性免疫不全症候群と診断されています。(他にも、DIHSという難病ですがややこしいです。
> とある人が、障がいのある人を見て言いました。
> 「ああ〜かわいそうに。」
> 僕にもその心理は理解できますが、この人のこの考え方こそ軽蔑するべきだと思いました。(この人を軽蔑するという意味ではないです。)
> 障がいがあっても、とても生き生きとした表情をした人もいます。
> つらいこと・不自由さがあっても、その分たくましい。
> きっと、精神疾患であっても、急に健康な人が病気になったら耐えがたい苦痛でしょう。
> 病気の人は病気に耐えています。
> それなのに、他人は完璧を求めます。
> ここで言う完璧というのは、「長所がたくさんある」事ではなくて、「欠点がない」ということです。
> 障がいのある人はハンデがあるのに、例えば摂食障害を例にとっても、ストレスからきているのに、そのストレスのことは一切考えずに、痛烈なことを言ったり、暴力を振るう人さえいます。
> Y園で、痛ましい事件がありました。
> これは、「欠点を許さない」思想がそうさせたのではないかなと思っています。
> 自閉症スペクトラムですが、いいところや長所もたくさんあります。
> それは裏を返せば欠点があるということなのです。
> でも、長所と欠点が裏表なら、伸びるもつぶれるも周囲の「まなざし」次第だと思います。
> 障がいを持っていたり、病気があることが、単純に「かわいそう」で、今すぐにでも克服しなければならないという、「欠点は悪」という考え方は、障害や病気とうまく付き合って行くという考え方の分け入る余地がありません。
> そういう人の極端な例が、痛ましい事件にもつながったのではないかと、報道を見て思いました。

完全を求める事は人間の心を悩ませるこの世で最悪の病である

一世紀前のアメリカの思想家の言葉ですね。

今平成の日本で、この完全の理想から外れた者への仕打ちはもう今まで散々味わって来られたと思います。

親子間だって、おのれの理想から外れた子を、おのれの理想通りの子供像に立ち返らせようとして、その結果が虐待に繋がってる事があります。学校の先生に対してだって、おのれの理想通りに教育してくれないと見れば物凄い勢いで向かっていく親たちを見てこられたでしょう?

こどもの側も、親に親たるものはこうあるべしをゴリゴリ押しつけます。

それがイヤになってこころのバランス崩した日には、病院のお世話になれれば御の字。病院や専門家の理想の患者像から外れたら、治療も受けられません。施設もしかり。そしてわれわれ当事者すら理想の支援から外れたと思ったら支援を受けることそのものを諦めてしまいがちです。エマーソンの言う病に、みんなみんな大なり小なりかかっていて、その事に気が付かないでいるのが今の世の中です。

漫画聾の形の主人公の女学生が、親の、そして自分の理想通りには生きられないと絶望して、自殺未遂なんていうお話もありましたな。健常社会で生きたいと思った。でも聾唖というハンディ故にハードルが高すぎて、それを諦めて聾学校に通った。自分が聞こえていたら、親は離婚しなかった、妹は不登校にならなかった、祖母は苦労をしなかった。健常の友達とも普通に付き合えた。でもそれは決して叶わない夢に過ぎないとわかった18歳は死を選択した。自分に殺意の矢印が向いた若い子が改心するチャンスがマンガにはありましたが、現実世界は一筋縄ではいかないようで。

あの事件、犠牲者の数のわりにマスコミが静か過ぎて不気味でした。もし市中で、学校で、往来であの人数の犠牲者が出たら、精神保健福祉の制度、医療保護監察の是非、警察と役所の連携システムの隙間、障害者の地域移行に課された多くの課題、保健所の地域移行支援制度の落とし穴などなどもっともっと大騒ぎになったはずがなんで?と思ったものです。


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