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復興に向けて
本人の環境を一日も早く日常に戻すこと

■ 復興対策と同時進行で
 自閉症の人たちや家族の困難は、被災後も大きいものです。
 私の経験では、自閉症の人たちは「毎日同じ時間になったら通所しなければならない」ということが気にかかって大変でした。
 一日でも一時間でも早く非日常性を解消し、日常に戻すことが自閉症の人たちには一番だという気がします。復興対策をやりながら日常に戻ったらいい。
 例えば「危険がない限り、そこで作業ができたらいい」。とにかく日常に戻すことが大切です。
(社福・愛心園 福田和臣)


■ 専門の相談員によるカウンセリングを
 自閉症の子どもは、日常に戻るまでに大変な思いをしました。「今日は月曜日なのに何で学校がないんだ」「今日は学校に行く日だよね」など「学校、学校」と言い続けるため、日常に戻るまでにすごくストレスがかかりました。その対応として専門の相談員による本人・家族へのカウンセリングが必要です。
 (新潟自閉症協会 坂内正文)

■ 成年後見でセーフティネットを
 災害、ことに地震では、だれが被害者になるか分かりません。親は、自分は大丈夫と思いがちですが、子どもは無事で、保護者が被災してしまう場合も十分想定されます。そのためにも、成年後見制度、特に法人後見の準備をすすめておくことが安心につながります。
(社福・愛心園 福田和臣)

--- チェックシート ---
□ あなたの地域に、専門の相談員がいますか
□ 成年後見制度をすすめていますか
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