はじめて出会った自閉症



 時間を少し戻してみましょう。

 

 
 今こんな心配ごとを抱えているご両親にとって、自閉症という名前を聞き、それを受け入れるには、大きなエネルギーが必要です。
この時期をすでに通過した両親の何人かは、こんな経験をもっています。


 自閉症とは、100人に0.9人程の発症率といわれ、生まれつき脳の機能に何らかの障害を持つ発達障害のひとつだと言われています。人や物との変わった関わり方をしたり、大人や同年代の子どもとのコミュニケーションがうまくとれなかったり、興味や関心が非常に偏っており、同じことを繰り返したがる特徴をもっています。
 この診断は専門医により行われ、お子さんが3歳を過ぎてからはっきりとした診断がされることが多くなっています。(最近では、1歳半くらいの早い時期に診断されるケースも増えてきました。)
 

 
 はじめて自閉症という名前に出会ったご両親に、最初にアドバイスしたいことは、「話し合うこと」です。
 
 ご夫婦で話し合う、気心の知れた友人と話し合う、保健婦や小児科・専門医と話し合う、保健所や療育センターで知り合った親と話しあう... 話題は、自閉症である必要はありません。子育てして行く上での悩み、兄弟のこと、専門機関や相談先について、思いつくままに素朴な疑問をぶつけてみましょう。
 
 子どもと1対1で向き合い、一生懸命子育てすることも大切です。でも、いろんな人と話し合うことで、自分のやっていることを冷静に見つめることができますし、子どもの成長や変化に気づかされることもあります。
 
 また、話す相手は、いろんな情報をあなたに提供してくれます。専門家は、多くの子どもたちの成長や発達と比較して、お子さんがどのような位置にいるかを教えてくれます。友人や祖父母は、子育てをしているあなた自信の身体的・精神的なリフレッシュの大切さを教えてくれるかもしれません。ご夫婦での話し合いでは、自分たちにあった専門機関について意見交換できます。
 
 そして、少し余裕が出てきたら、自閉症を育ててきた先輩のご両親の話しや、自閉症に関するいろいろな書籍、そして日本全国に会員がいる私たち日本自閉症協会の活動に耳を傾けてください。
 
 自閉症という障害があっても、こども達は成長していきます。そして、お子さんの成長を楽しみに、いっしょに歩んで行く人はたくさんいます。
 

 
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